Windows95 の開発に携わった元マイクロソフトエンジニアの中島 聡さんの書かれた本。

Kindle Unlimited で読めます。

著者の幼少期の体験などを交えながら、ロケットスタートで仕事を始めることの重要性を説き、それを実践するための時間術とその方法についての本です。 第六章までは時間術についての方法が書かれており、それ以降は人生訓を説きつつ好きなこと夢中になれることを見つけようみたいな感じの内容です。

時間術の方法について要約するとこんな感じです。

  • 期限予定までの2割の時間で8割完成させる
  • 朝にめちゃくちゃ集中して仕事に取り掛かる
  • 眠い時は昼寝を取って頭を休める
  • マルチタスクは絶対しない
  • 量の多い仕事は分解せよ

どれもそれほど目新しいものではないと思います。

やるべきことを後ろ倒しにせず、一番最初に全力だして大体終わらせてしまおう!みたいな感じなのですが、まぁほとんどの人はそれが出来ないから困っているのでは?と思います。

例えばこの本に感化された上司が、ダラダラと仕事して残業代貰うのに慣れきってしまっている部下に対して、読んでみろと言ったところで全く響かないように思います。

根底には仕事に対するスタンスの違いがあって、やりたいことがあってそのことに夢中になれる人と、とりあえず生きるために💰必要だし仕方なく仕事してるって人では全然成果が変わってくるよねってことです。

集中して仕事することは重要だというのは誰でも分かることですが、それはどうやったらいいのでしょうか。 第六章以降で書かれていますが、結局の所、集中力は好きだからこそ自然に出てくるもので、好きでもないものに対して無理やり絞り出したりはできないんですね。

なのでありふれた言い方になってしまいますが、まずは好きなことみつけようねってことに帰着します。

人生の中で仕事が占める時間は膨大なので、せっかくなら天職につきたいものですね。