NO HARD WORK!: 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方
ジェイソン フリード デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン Jason Fried David Heinemeier Hansson
早川書房
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前記事で Netflix の人事戦略のレビューを書きましたが、今回はベースキャンプ社(旧37signals)という会社の働き方の本を読みました。

この会社、エンジニア界隈の人は知っている人が多いと思います。同社が書いたこちらの本『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則』は当時話題になり、その開発手法に影響を受けた会社が出てきたりもしました。

またかの有名な Web アプリケーションフレームワークである Ruby on Rails 作者の DHH 氏が CTO を務める会社でもあります。

本書ではカーム(穏やか)という単語が何度も出てきます。カームな働き方を推奨し実践していると書いています。 カームな働き方の特徴とは以下のようなものです。

カームとは、人びとの時間と集中力を守ること。

カームとは、一週間あたりの労働時間を約四〇時間におさめること。

カームとは、現実的な見込みを立てること。

カームとは、充分な休日があること。

カームは、比較的小さい。

カームは、くっきりみえる境界線。

カームは、会議を最後の手段とする。

カームは、まずはメールなどの受動的なコミュニケーション・ツールで、その次にリアルタイムでコミュニケーションを取ること。

カームとは、みんなが独立していて、相互依存が少ないこと。

カームとは、息の長い持続可能な営み。

カームは、採算性が高い。

(「はじめに」より)

長時間バリバリ働くとか、顧客の問い合わせへの尋常なくらい速いレスポンスとか、社内チャットですばやく対応するとか、そういう働き方はクレイジーでありベースキャンプでは行っていない働き方なようです。

その反対側のカームに行くためにはやることを減らして、一つのタスクに集中しよう、そのための環境づくりをしようということに重点を置いています。

例えば、定例会議をしないとか、長期に渡る予測しにくい事業目標は作らないとか、社員の集中を削がないようチャットツールは使わないとかです。

全体的に、とにかくシンプルに考えてやっていきましょうね、という感じの内容でした。