以前『仁義なき宅配』を読んだのですが、その本と同じ著者が書いた Amazon 潜入記だったので気になって読んでみました。 2005年に出版された本で、もう10年も経ってるのかとそっちに驚いてしまいました。この10年間でどんだけ成長したんだと。

本書内容ですが、著者がアルバイトスタッフとして Amazon の物流センターに潜り込みその時の状況を主軸に Amazon という会社の特徴を描いています。Amazon は薄利多売のビジネスモデルだったのですが、それでも利益をあげているのは社員に対する厳しい数字管理と献身にあるのだなぁと感じました。 配送のバイトなので知り得る情報の質と量は限られるので、びっくりするような事実とかはないですが Amazon という社風を体感するには十分だったことでしょう。

現在の Amazon はセンター内もロボット化がだいぶ進んでいて人の手は少なくなっているはずです。 『Amazon Dash Button』なんかもでてきちゃってますます便利になっていく Amazon さんですが、その裏では疲弊したスタッフがいると思うと心苦しいものです。

アマゾン・ドット・コムの光と影
横田増生
情報センター出版局
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