Deep Learning Machine に Ubuntu のインストール
『Hardware Architecture for Machine Learning』で作ったマシンに Ubuntu 16.04 LTS をインストールしました。
Nvidia GTX-1080 を使っていたせいで、インストーラーが表示されず躓いたのでその解決法を記載します。
状況としては Ubuntu 16.04 を DVD に焼いたあと起動するも、インストーラー画面までいかずに snd_hda_intel failed to add i915_bpo component master
というエラーが出て落ちていました。
まず BIOS の設定でマルチモニターを有効化します。具体的には BIOS起動
→ Advanced
→ Chipset Configration
→ IGPU Multi-Monitor
を Enable
に変更します。
そして、いったんマシンの電源を切り、HDMI をマザーボード側に繋ぐとインストーラーが起動しました。
インストーラー画面は問題なく進んでいき、Ubuntu のインストール自体は正常に終了します。 ところが再起動がかかると画面に何も映りません。マザーボード側、グラフィックボード側とどちらに挿してもダメでした。 これは Nvidia GTX-1080 のドライバが入っていないためらしいです。困ったことにドライバを入れようにも画面に映らないので、とにかく Ubuntu の画面を出してコマンドが打てるようにするため グラフィックボードを一度筐体から取り外します。そして再起動すると Ubuntu が起動しました。
ターミナルから以下のコマンドでドライバーをインストールします。
$ sudo add-apt-repository ppa:graphics-drivers/ppa
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install nvidia-367
$ sudo apt-get install mesa-common-dev
$ sudo apt-get install freeglut3-dev
これで、グラフィックボードをつけて再起動すれば Ubuntu が起動します。
次回は『GPU 経由で TensorFlow を実行』できるようにします。
Author
LastMod 2016-11-10