「小さなチーム、大きな仕事」を読んだ
37signals の創業者が書いた本。だいぶ前にIT界隈で賑わった本を今更ながら読んだ。タイトルにある通り、少ない人数のチームでも大きな成果を得る仕事をするにはどうすればいいのか、を主軸にエッセイ風にまとまっている本だ。 どうすれば世界各国にばらばらにいるエンジニアとコミュニケーションをとっているのか、生産性を高くするためのチーム編成とはなにかを期待して読んでみた。書かれている内容は示唆に飛んだものばかりだが少し具体性に欠ける内容だ。まぁ本書にもある通り「真似事の企業」をしてもうまくいかないのだから、いかにして自分たちの強みを活かしたチーム編成を創りだすかが大事なのだと思う。
目次から気になったところをいくつか引用して自分への戒めとしたい。
ワーカホリックはバカげている
「仕事依存症患者は重要な点を見逃している。彼らは時間を投入することで、問題を解決しようとする。よく考えることをせず、力技で埋め合わせようとする。これは見苦しい解決につながるだけだ。」 28頁より
競合相手以下のことしかしない
「競合相手を打ち負かすには、なにごとも相手よりも少なくしかしないのだ。簡単な問題を解決して、競合相手には危険で難しく扱いにくい問題を残す。ひとつ上を行くかわりに、ひとつ下回るようにしてみよう。」 147頁より
限界で人を雇う
「人を雇うのによいタイミングは、定められた期間内であなたの限界を超えた仕事があるときだ。」 202頁より
Author
LastMod 2015-06-07