便所飯に至る理由
私は高校生の時に一度だけ便所飯をしたことがあります。べつにいじめられていたとか友だちがいなかったとかいうわけではありません。
その日は休日で朝から塾に行って自習をしていました。当然お腹が減るので近くのスーパーまでご飯を買いに行ったんです。その塾では食事をするスペースがありましたが、人が通る廊下に直結しており食事専用スペースという場所ではありませんでした。人に見られやすい場所だったのでそこで食べるのはとても嫌でした。しかし他に場所もないので仕方なくトイレで食事という選択をしたのです。
たぶん多くの人は「なんでそこでトイレなの?別に人に見られても堂々と食べればいいじゃない?」と思うことでしょう。でも私にとって食事という行為は排泄と同等の行為だという考えがありました。 とにかく人に見られるのが嫌、完全にプライベートな空間で食事をしたいと思っていました。別にトイレで食事をしたい訳ではありません。初めてトイレで食べた食事は非常にまずかったです。トイレという空間で食事をするとたとえ一流シェフの作った料理であってもまずく感じるでしょうね。完全プライベート空間を作るのって難しいんですが、トイレだと簡単にプライベート空間が作れるんですよ。だから便所飯。
まぁ今はだいぶましになっていますが、基本的に食事は一人でしたいです。というか食事という行為はとても煩わしいです。例えばもし人間が排泄行動をしなくても生きていける構造だったらいいと思いませんか?食事もそれと同じなんです。食事が大好きでたとえ一人であってもバクバク食べられる人をみるとすごいなぁと思います。
もっと科学が進歩して食事をしなくても生きていけるエネルギー摂取方法が見つかってほしいと切に願います。
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LastMod 2014-06-10