のんのんびより第4話後半パートの、れんげにフォーカスした話しが素晴らしかったので感想を書かざるを得ない。 れんげはこのアニメの中で最も特徴的なキャラクターだ。語尾が"〜のん"で終わったり変な言葉を使ったりする。 そんなれんげがひと夏の経験をしたのがこの後半パートである。

あらすじ及びネタバレは以下。といっても物語の王道を丁寧に描いたお話であるのでいたって普通なのだが。

橋の上での出会い

れんげが一人で遊んでると橋の上である女の子と出会う。しばしお話の時間。

「うち、いろんな場所知ってるのん!」とはりきって写真スポットを回ることに。

初めてのカメラ撮影でレンズの向きを間違えて一枚ぱちり。

思い出

素敵なBGMとともにひと夏の思い出を重ねていく・・・

水筒かわいいね。

別れ

「じゃあ、また明日ね」と。あっ、この台詞もしかしたら・・・

やっぱり嫌な予感は的中。せっかく仲良くなったのに、親の仕事の都合で急に帰ってしまった。

れんげの顔のアップが切ない。このシーンのタメが長いです。たっぷり30秒とってゆっくりれんげの顔にフォーカスしていく。急な出来事で混乱してる様から徐々に現状を理解して悲しみがこみ上げてくる。

泣いた。 ただ泣き叫ぶでもなく、声を殺しながら寂しさに泣いている。

そして今まで一緒に遊んだ場所が映し出されていく。

思い出の場所。

時間を遡る。

そして最初に出会った橋の上。れんげはここで一人家路に向かっている・・・

れんげは小学1年生

れんげは小学1年生。いろんなことに興味をもち、遊びが勉強と言われるような年ごろの少女だ。しかし同年代の友達はおらず周りは自分より年上の人ばかり。妙に大人っぽいのうなづける。

でもやっぱりれんげは幼い子どもなのだ。初めて出会った同年代の女の子との出会いが彼女の素顔を映し出す。二人でいるときのれんげは本当にキラキラと輝いていた。こんな楽しい時がずっと続くと思ってるだろう。

このアニメを観ていると自分が子どもだったころの懐かしい記憶がよみがえる。そんな人も多いのではないだろうか。物語の進行としては王道とも言えるストーリー展開だが、背景、BGM、間の取り方、など丁寧に描かれているため素直に感動できる。

そしてこのお話しの最後。

悲しい別れではなく、また来年に希望を持たせられる終わり方でよかった。れんげは来年の夏休みにまたほのかちゃんと遊べるんだ。よかった。

のんのんびよりは本当にノスタルジックな気分になれるいいアニメなのでみんな観ましょう!

にゃんぱす〜