グーグルネット覇者の真実を読みました。 ほとんど読み飛ばしました。気になった点だけ引用させて頂きます。

真の意味での失敗はひとつしかなく、それは野心的な課題に挑戦しないことだった。「たとえ失敗したとしても、完全に失敗するようなことはめったにない」と彼は言う。必ず何らかの成果を得られるはずだと。「皆、それがわかっていないんだ。」この原則がペイジの念頭を離れることはなかった。
彼はミーティング終了直前にある質問をした。「事業規模はどれくらいになると思うかね?」「100億ドルですね。」とペイジは答えた。まさか本気で時価総額100億ドルの企業になると考えているわけではないだろうね、とドーアは言った。すでに頭の中ではグーグルの時価総額は最高10億ドル程度までは行くだろうと計算していた。「いえ、本気でそう考えています。」とペイジは言った。「それに100億というのは時価総額ではありません。収益です。」
セルフサービス型のシステムを構築すれば、数千社もの小規模な広告主に広告を提供できるだけでなく、必要経費を最小限に抑えて、広告料金もかなり低く設定できる。
ユーザーが Gmail を実際に使いはじめると、もっと深刻な問題も表面化した。彼らはメールに書いた文章の横にその内容と関連しているとしか思えない広告が表示されるのを見てショックを受けた。まるでメールを書いているところをグーグルに背後からのぞき込まれたかのように感じたのだ。
グーグルのエンジニアたちは自分たちのメールは永遠に保存して「ほしい」と考えていたし、ウェブを通じて全世界が接続された時代には、情報はSFチックな未来型の貸し金庫のような場所にプロの手で安全の保存されるのが理想だと信じていたからだ。彼らにすれば、これが個人情報保護に対する懸念を招いているのは筋の通らない話しだった。彼らは機械を信用していたし、彼ら自身の動機も純粋だった。だからユーザーは彼らをもっと信頼すべきべきだと。

細かい話しまで書かれていたので気になる方は一度読んでみるといいと思います。

Don’t be evil.