全体的な話しの流れは『以前読んだホリエモンの本』と似たような内容だった。

幼少期の話しが多く、どちらかというと自己啓発的な感じが『ゼロ』で、起業の話しから逮捕に至るまでの事業の話しとホリエモンが何をどう考えていたのか、というのにページを割いてるいるのが本書『我が闘争』という印象。

中でもライブドア前身のオン・ザ・エッジ設立の話しが興味深かった。IT企業のアルバイトとして働く日々の中、実力と経験を積んでいき、これなら独立できるだろうと思いたち、会社を設立する。設立資金は当時付き合っていた彼女の父親から借金をしたということ、ホリエモン、彼女、友人の三人で起業したということ、などへーと思える内容が多かった。

会社は急成長を遂げ、さらなる成長のため上場を目指すというホリエモンと、わざわざ上場までしなくてもいいじゃないという創業者メンバーとの対立によるいざこざなど、ベンチャーにはあるあるな内容だなぁと思いつつ読んだ。

その他の話しは言うほど深く立ち入っておらず、他の本にも書いてあることだ。

権威的なものを嫌い徹底抗戦を貫く姿勢はいかにもホリエモンらしいと言える。

我が闘争 (幻冬舎単行本)