タイトルに惹かれて読んでみた。これで少しは地頭がよくなるかと思ったけど期待はずれ。

話しの基本は Google や Microsoft も面接に使うというフェルミ推定を主軸に進んでいく。**「結論から考える」「時間内に答えを出す」「仮説を立てる」**といったいわゆるできる人の思考パターンをフェルミ推定を行えばみにつくよ、みたいな書き方だ。それには納得がいくしなるほどと思う。が、残念なことにそれだけしかこの本から得られるものはない。「地頭課長と積上クンの会話」とか完全に蛇足だし、それ以降の話しは何が言いたいのか分からない。図解は大切とか書いておきながら本書に挿入されている図は大変みづらい。ごちゃごちゃしている。

話術に長けたコンサルの人が文章を書くとこんな感じになるのか、を見事に体現している。もしこの本を買ったならフェルミ推定の前半部分だけ読んであとは友だちにあげてしまえばいい。