人生における本当の幸せとはなにか、誰しも一度は考えて悩んだことのある問いだろう。

僕たちは、自分がどれくらい幸せなのかをついつい他人との比較で考えてしまう。しかし他人と比較をしていたら絶対に幸せになれない。隣りの芝生は青いというやつだ。それに下をみても上をみてもキリがないからね。 一部の賢い人たちは、そんな比較してたって意味がないということを知っている。だから過去の自分と比べるか、なりたい未来を想像して幸せになろうという方向に向かうよう努力している。

物事を前向きに捉えることはすごく大事だ、ということはみんな納得できると思う。ではこういう例はどうだろう?

“交通事故で下半身不随になりました。でもお陰でめったに体験できないことをいろいろできたし、いい人にも恵まれた。僕は何一つ後悔してないし何より幸せなんだ”

あぁそうなんだ。それはよかった。じゃあ君は同じ経験をしたいと思う?交通事故に合う確率と可愛い彼女ができる確率が同じとするならどっちを選びたい?・・・

たぶん物事には良し悪しが存在する。だからここで可愛い彼女が欲しいという選択をする人が多いと思うし、それはおそらくあなたを幸せにしてくれる選択だろう。だって交通事故にあうより彼女ができる方が「良い」ことだろうからね。

僕がずっと気になっていたのは、これが「甘いレモンの理論」を言っているだけなんじゃないだろうかということだ。本当はすっぱいレモンなんだけど甘いと思うことで自分はよりよい選択をしたんだと思うこと、これが甘いレモンの理論ね。

いわゆる思い込む幸せと、自然発生的な、たとえば欲しいものが手に入る幸せみたいなのって同じ程度の幸せなんだろうか?僕はそうじゃないと思ってた。どっちも幸せなのだろうけど、同じではないだろうと。だけどそれは間違っていた。

科学が解き明かした幸せの正体を知りたかったらこの動画をみることだね。そうすれば君は幸せになれるよ。

Dan Gilbert: The surprising science of happiness